COLUMN
住宅展示場 プロが教える千里住宅公園展示場(大阪)ABCハウジングの正しいまわり方
「家を建てよう」「家づくりの依頼先にはどんな会社があるのかな」と、
注文住宅が気になり始めたら、まずは行ってみるのが、住宅展示場です。
住宅展示場は、家づくりに欠かせない最新の情報と最新の設備が体感できる
モデルハウスが集まった場所です。
家づくりを計画されているなら、住宅展示場は最も身近にある情報源とも言えます。
納得のいく家を建てるために、住宅展示場を賢く活用してみてください。
今回紹介する千里住宅公園ABCハウジングは、千里モデルハウスとも呼ばれる、
大阪府吹田市にある、関西圏最大級の総合住宅展示場です。
憧れの注文住宅への第一歩として、まずは千里住宅公園へ行ってみましょう。
住宅アドバイザーとして、建築士として、実際のプロが住宅展示場をまわるなら、の賢い展示場の活用方法をお伝えいたします。
千里住宅公園へのアクセス方法
場所は、大阪モノレール「万博記念公園」駅を降りてすぐ。
車で行かれるなら、万博記念公園外周道路沿いにあるため、
ABCハウジング駐車場か、万博公園の「南第3駐車場」の利用が便利です。
目次
千里住宅公園の特徴
千里住宅公園のコンセプトは、これからの住まいや暮らしを考えた、
人や身の周りの自然、地球環境にやさしい「環境共生住宅」です
会場には「環境共生」の考え方を取り入れた住宅が多数展示されています
近畿圏でも最大級の広大なスペースで、ゆったりとした見学環境が魅力の住宅展示場ですが、
言い換えると、1日ではまわり切れないほどの広さでもあります
思いつくままに見学するだけでは時間がとてもかかり、くたびれてしまいます。
しかも、千里住宅公園に出展しているハウスメーカーの数は30社
それぞれ、「今家を建てるなら、こんな家がおススメです!」とアピールし、
各社のウリが詰まった選りすぐりの提案が盛り込まれた自信作が展示されています。
一社で、コンセプトの異なる複数棟を展示する大手ハウスメーカーも多く、
現在、千里住宅公園には55棟ものモデルハウスが展示されているのです。
つまり、効率よく見学してまわるためには、ちょっとしたコツが必要になるのです
住宅アドバイザーとして、建築士として、実際のプロが住宅展示場をまわるなら、の賢い展示場の活用方法をお伝えいたします
千里住宅公園の効果的な見学方法
最初に向かうのは
初めて来場されたなら、まずメインハウス(総合案内センター)へ向かいましょう。
メインハウス(総合案内センター)は、これから家づくりを始める方のための情報発信ステーションです。
親切なスタッフが常駐し、モデルハウスのまわり方やポイントを、
わかりやすくアドバイスしてくれます。
見学は1日3邸までがベスト
モデルハウスには、それぞれの会社の営業マンが待機しています。
営業マンは自分たちのモデルハウスを見学するお客様に同行し、
モデルハウスの特徴や魅力、自社のウリの説明をおこなうのが、通常の流れです。
つまり、いくつものモデルハウスを見学し、それぞれのモデルハウスで
営業マンから説明を聞くとなると、それだけでとても大変です。
また、営業マンは、座ってお話できる機会を上手にさそってきて、一度座り込むと平均2時間程度の石化客時間、またはそれ以上も接客されて、他を見る時間がとれなかったという話もよく聞きます。
そんな時間から計算すると、MAX3社になるかと思います。
また、時間以上に、いろんな情報がはいってきて、どの住宅会社の話であったのか分からなくなってきたり、一緒に連れて行った子供さんが、待つ根気が持たなかったりで、意外と大変でもあります。
ですので、まずは、行く前に、事前に見学したいメーカーをある程度絞っておき、
そのモデルハウスを中心に見学してまわるほうが効率的だと言えます。
住宅展示場に行く前に、まずは、インターネットや情報誌、チラシ、テレビCMなどで、自分がいいなと思う住宅会社の目ぼしがつくようなレベルまでは、情報収集をしておきましょう。
予算や要望を決めておく
事前に見学したいメーカーをある程度絞っておき、
そのモデルハウスを中心に見学してまわるほうが効率的だとは言っても、
自分たちでは絞り込めない、
自分たちに合う会社やモデルハウスがわからない、という方も。
そんな時は、住宅展示場の中にある総合案内を利用してみましょう。
その際、予算や要望を伝えることができると、
希望に沿ったモデルハウスや会社を紹介してもらえます。
今はまだ漠然とした状態でも大丈夫ですので、
どんな依頼先だったら楽しく家づくりができそうか、について
イメージを膨らませておきましょう。
○○ならこの会社。特徴のある会社から
特にこだわりがないなら、業界NO.1の「積水ハウス」
鉄骨ALC造なら「旭化成へーベルハウス」
RC造なら「ヤマダホームズ」「高松建設」
輸入住宅なら「スウェーデンハウス」「セルコホーム」
断熱性能なら「一条工務店」
蔵のある家など大収納空間なら「ミサワホーム」
千里住宅公園に出展しているハウスメーカーの中には、
特徴のある家づくりを行っている会社も。
○○ならこの会社、といわれるような特徴がある会社の
モデルハウスを目指して見学するのも良いでしょう。
住宅展示場に着いて、モデルハウスで確認すべきこと
モデルハウスは自由に見学が可能です。
疑問・質問はその場で、モデルハウスにいる営業マンにどんどん聞いてください。
その際、メリットについてだけではなく、デメリットについてもきちんと説明ができるか、
知らないことを、はぐらかさずに、きちんと調べて回答してくれるかなど、
営業マンの対応を見極めてください。
家づくりにおいて、営業マンはパートナーです。
自社にとってウリになることばかりアピールするのではなく、
良い面、悪い面、それぞれを客観的に把握できている知識を持ち合わせ、
家を建てる側の立場や、気持ちになって対応できる方なのか、誠実さがあるのかどうか。
家づくりを検討している以上、納得がいくまで情報を集めて、不安を解消していきましょう。
そして、その想いに誠実に向き合ってくれる営業マンを見つけてください。
大変に思われるかもしれませんが、大丈夫です。
先に「すいません、ちょっと私、家づくりが大好きで、ちょっと細かいかもしれません」
このように言うだけでも、大きな効果が発揮されるでしょう。
家づくりの大変さを理解している住宅営業のかただったら、理解して、それはそうですよねと、言ってくれたあとも、丁寧に対応してくれるでしょう。
反対に、面倒くさいお客さんが来たなと思うような住宅営業マンでしたら、愛想笑いしながら、距離をとってこられるでしょう。
そのような住宅営業マンレベルでしたら、これからのお話もきっと、丁寧に対応してもらえる期待は薄いです。
たった一言ですが、けっこう効果的なセリフでもあるので、よかったら、ぜひつかってみてください。
広さに惑わされない
広い敷地にゆったりと建築された邸宅、開放感溢れるのびやかなリビング。
この広さは、住宅展示場だからこそのスペシャル仕様です。
千里住宅公園のモデルハウスの延床面積は60坪クラスが大多数。
実際に建てるお家のサイズ感では実現できないことが多いため、
広さに惑わされないようにしましょう。
豪華な設備に惑わされない
千里住宅公園のモデルハウスは、魅力的に見えるように
豪華なインテリアや最新設備を搭載した家を展示しています。
たくさんの住宅会社が、自分のところを立派にみせないと、見てもらうことさえかないません。
そのためには、どうしても過剰に競争して、立派に見せないといけない宿命があるのです。
そんなスペシャル仕様ばかりですので、実際には予算内で実現できないものもあるかもしれません。
キッチン、お風呂、インテリアや他のたくさんの設備機器に惑わされないようにしましょう。
営業トークに流されない
モデルハウスの担当者は営業のプロです。
巧みな勧誘のトークを常に練習してお客様をまっています。その流されないように注意が必要です。
説明を真剣に聞くと1時間でも短いいぐらい。2時間以上かかることもあるため、
脳が疲労し、「この会社でいいかな」「営業マンも熱心だし、任せようかな」という気分になりがちです。それが、営業のプロの人の手口でもあるのです。
ですから、その場のムードに流されて話を進めるのではなく、必ず複数の会社を比較検討しましょう。
いったんは家に持ち帰り、落ち着いて検討すること。
これが家づくりの会社えらびの大切なポイントです。
そして常套文句の「今なら」という割引やキャンペーンを使って契約を急がせる住宅会社はまだまだ多いものです。お得さ感の言葉に踊らされないようにしましょう
以上の心構えができたら、千里住宅公園へGO!
スムーズに見学ができる、
役立つ「事前準備」のポイントをご紹介します
住宅展示場に行く前の4つの事前準備Point
Point1. 予約は午前中。午後は混雑しがちです
千里住宅公園は、休日の昼から夕方にかけて、混雑しがち
担当者からゆっくり話を聞きたいかたは、平日か休日の午前中に予約しましょう
もしくは、あえて混雑している人が多い時間帯に行く、という方法もあります
自分たちのペースで見学したい、という方や
他の見学者の行動を参考にできるというメリットもあります。
Point2. ラフすぎる服装はNGです 脱ぎ着しやすい靴が便利
注文住宅は一生に一度かもしれない大きな買物。こちらもいろいろチェックしたい、と考えているように、担当する営業マンも来場者を見ています。Tシャツや短パンといったラフすぎる服装ではなく、襟付きトップスのほうが好印象靴です。家へあがったり、することが多く靴は、脱ぎ着しやすい靴が基本ですが、サンダルは避けましょう
Point3. 新居に置きたい家具のサイズは事前に計測
すでに持っている家具や家電のサイズ(縦・横・高さ)を計測しておけば、「こんな風にあの家具を置いて…」と、イメージが膨らみやすいでしょう。インテリアのイメージづくりがはかどります
Point4. 来訪者向けイベントを事前にチェック!
週末や休日はイベントが盛りだくさんです。子育て世代のご家族が家づくりを考えてもらえる機会にと、ヒーローショーや、人気スイーツのプレゼント、銀行などの融資担当者による住宅ローンセミナー、おもちゃの商品券や旅行券があたる抽選会などなど、その内容はさまざまです。
子ども向けの楽しいイベントも多いので、事前にチェックして家族をエスコートしてみてあげたらきっとよろばれるでしょう。内容はホームページなどに掲載されているのでその都度で、確認をしてみてください。※限定人数のため、早くいったほうがお得だとか、事前予約が必要なものもありますので
モデルハウス見学で役立つアイテム
持参するもの
カメラ付き携帯電話、筆記用具(家づくりノート、ペン)、メジャー、方位磁石、資料を入れるバッグ、カメラ※
※撮影については、現地にいる営業マンに、撮影しても良いか確認しましょう
見たり、聞いたりしたことは、その場でメモに残し、
カメラで画像として残すことで、具体的に思い出すことが可能となりますし、
記憶違いを防止することにも役立ちます。
気になるサイズは実際に計測し、より具体的なイメージを持つようにしましょう。
見学時には、現地で入手するパンフレットなどの資料もたくさん
持ち帰りやすいバッグなどを用意しておくと、よりスムーズでしょう
モデルハウスのチェックポイント
□広さを確認する
大きくつくられていることが多いものです。実際の現実とは違うケースになることもおおいので、あとで勘違いだったというようにならないためにです
□間取り・部屋のレイアウト・動線の工夫など、設計ポイントについて
住宅会社の強みや、特徴などがつかみやすくなります
□天井の高さ
日本の住宅の標準的な高さは2m40CMがおおいもでのす。ただ、住宅会社によっては、高く設計しているところもあります。開放感がちがっていますので、こちらもあとでイメージと違うというようなことにならないために必要です。また、3階建てで、建物高さ規制が10Mなどがあると、2m40cm確保できない場合もありますので、こちらも住宅会社に確認が必要です。
□住宅の性能について
最近は冬あたたかい、夏あたかかい、このための性能を話すためにQ値、UA値、C値のお話が多くなる傾向です。どれも数値が低い方が性能は高いです。ただ、性能が高くなることで、建物コストももちろん高くなっていきます。必要な性能で、建物価格とバランスよくチョイスされるのが賢明な選択になることでしょう
□得意とする工法のメリットとデメリットを聞く
プレファブリッツク(プレハブ)、工場である程度パネル化して製作、大きな会社になればなるほどその傾向は高いです。品質性能を均一化していくためにある程度は必要です。ただ、そのために自由度が失われる場合もあります。自身の建てたい家として可能なのか、工法の自由度も確認が必要です。
□外壁・屋根の性能について
家のメンテナンスに大きく関ります。家は最初に建てるときの初期費用と、このメンテナンスの維持費用との、大きく2つに分かれます。初期投資だけに目が奪われがちですが、住まい費としては、30年なりのトータルでの経費でみられた方が、結局はお得になるケースもあります。ポイントは、このメンテナンス費用と、先ほど家の性能で上げた、暑さ寒さ対策によって変わる光熱費の合計。住まいに関する費用のトータルでみられることをお勧めします
□土地探しのサポート体制
土地から探そうとすると、そのサポート体制も大切です。専門の宅建士さんがいてたり、宅建士さんと上手に連携されている会社さんで土地情報と、その土地で建てられる家を見てくれる設計士さんとで案内してくれる会社さんだと、理想的でしょう
□保証や定期点検など、入居後のサポート体制を確認する
家は出来るまでを重要視されがちですが、実は住んでからが大切です。住んでからのサポート体制、声をどのようにかけてくれるのか、など、アフターフォローの体制も忘れずに聞かれることが大切です
坪単価は聞かない
一般的にいう坪単価とは、建物本体工事のみの金額を
建物全体の延床面積で割った金額のことをいいます。
建物本体工事価格2600万円、延床面積35坪とすると、
2600万円÷35坪=74.2万円となり、坪単価は74万円~75万円。
基本的に、キッチンやお風呂、洗面、トイレなどの主要な住宅設備や
スイッチ・コンセントの電気配線は入っています。
住宅メーカーや工務店によっては、基本的な照明器具や建物の設計料、
太陽光発電や床暖房なども含まれているケースもあり、
付帯工事の一部、または全部が入っている場合も。
値引きを前提に設定された値引き前の坪単価をいう担当者や、
値引き後の契約時の平均的な坪単価をいう担当者もいて、
非常に比較しづらいものになっています。
同じ会社でも、営業マンによっては坪単価にどこまで含むのかが異なっていることもあり、
上記の項目をすべて同一条件にしないと、比較する意味が無くなってきます。
さらに「坪単価は、内容により55万から80万ぐらいですね」と、
幅のある価格帯で言われることもあります。
というのも、建築内容によって坪単価が変わるからです。
例えば、延床面積が20坪の建物であっても、60坪の建物であっても、
玄関ドア・キッチン・お風呂・トイレ・洗面化粧台などの住宅設備の数は同じ数が必要ですので、
仮にそれが200万円だとして、その部分だけを延床面積で割ると、
20坪の建物は坪単価10万円、60坪の建物は坪単価3.3万円と、変わってきます。
狭小地で住宅をつくるとなると、坪単価は、必然的にあがってしまうものなのです。
また、20坪の建物であっても、60坪の建物であっても、
建築途中に必要な警備員の数や仮設トイレの設置費用などは、ほぼ同様に必要となります。
他にも、大きさとしては床面積は3倍の差がありますが、階段は1フロアーに一つなど、単純に3倍もの費用差が生じないものもあるため、延床面積が小さい方が坪単価は割高になるけれども、だからといってきれいに掛け算や足し算で建物の価格が伝えられることはないのだと考えてください。
また、ハウスメーカーによっては、平屋と、2階建てと、3階建てで、坪単価がかなり変わってくる場合がありあます。
基礎の面積、屋根の面積、構造金物の量など、広さ、工法・構造、仕様によって異なるのが、注文住宅でもあるのです。
こちら階数は、価格に大きく影響してくるので、質問時には、注意が必要なのです。
では、坪単価を聞くなら、どう聞けばいいのか?
坪単価を確認する場合は、
「2階(3階)建ての1世帯で、延床面積35坪だと、坪単価おいくらですか?」と、
階数と大きさ、世帯数を限定して質問することをオススメします。
そして、
「坪単価」
「トータルコスト」「外構(お庭)だけ別にして」
「電化製品・カーテンは別途どれくらい?」「
「住めるようになるまでにどれくらい?」と
複数パターンを聞くのが良いでしょう。
それぞれで、価格配分がちがっていたりするのが各ハウスメーカーです。
建物本体が安く表示させていながら、諸経費が実はとても高い。
運送費や、品質管理費や、材料保管費など、よくわからない項目が別途ついて、
全体では結局高くなっているケースもあるからです。
それらを押さえて、質問上手に聞けたとしても、とはいえ、千里住宅公園のモデルハウスは全部の住宅がフルオプション。
いいなー、こんな家に住めたら夢のよう。にできているものです。
現実には、予算、土地の大きさなどの制限があるなかでの提案力が大切です。
それを念頭に入れながら、広さや仕様を確認し、
どれがオプションで、採用するといくら追加になるのか、現実の住まいであれば?必要なものとして
しっかり確認しましょう。
住宅展示場のハウスメーカーと地元ハウスメーカー、設計事務所、工務店の現場見学会 どう違う?
テレビCMや住宅展示場などで目にする機会が多い大手ハウスメーカーに比べて、
会社の特徴が見えにくいことが多い地元ハウスメーカー、設計事務所、工務店。
ホームページの施工事例や、インスタグラムでの外観やリビングの写真があがっていたりはします。
ただ、おすすめは、住宅展示場のような、立派な飾りつけはないのですが、
その会社の特徴を見極める機会になるのが、現場見学会があります。
建築途中の家を公開する構造見学会、また、間取りの工夫やデザインを目で確かめることができる完成見学会にはぜひ参加しましょう。特に完成見学会は工務店と施主に信頼関係がなければ開催自体が不可能。見学会が多い工務店は、多くの施主といい関係を築けているといえる点でも安心といえるかと思います。
住んでからのOBさんの家なども見せてもらえる機会もあれば、ぜひ、参加されてみてください。
現実の住まいの、提案の工夫が、きっとこれからの家づくりの参考になることでしょう。
地元ハウスメーカー、設計事務所、工務店の見学会のほうが、メリットがある場合とは?
ハウスメーカーに比べて規模は小さくても、地元ハウスメーカー、設計事務所、工務店には、
プランの自由度が高かったり、予算に合わせてコスト調整が可能だったり、と、
きめ細やかな対応力が魅力です。
また、工場でつくっているものが少ないため、臨機応変に対応ができること。
例えば、
物入をあと数センチ大きくしたい、階段の踏み板を数センチ大きくしたい、のような家の内部での数センチの変更。
ベランダの壁をあともうちょっと高くしたい、窓の位置や種類が自在であったり、屋根の勾配をゆったりさせたい、など外観のデザインの組み合わせがたくさんできたり、
自然素材をつかった床の無垢材が使いたい、しっくいの壁が使いたいなど、素材の使い方を豊富にできるなどの要望なども対応してくれるケースが多いでしょう。
ただ、工務店によっては、施工の品質や建てたあとの対応の違いなど、こちらも大きく持ち味が違うため、見学会では、アフターの対応や、地域での評判、現場見学会での対応、家づくりの特徴などを
見極めるようにしましょう。
そして、気になることがあれば、些細なことでも遠慮せずに質問。
そして、その質問をはぐらかすことなく、真摯に向き合ってくれるのか、
きちんと調べて誠実に対応してくれるのか、
これはどのハウスメーカーも共通して言えることではあるのですが、
大切な見極めるポイントとなるでしょう。
まとめ
今回は、大阪にある人気の住宅展示場「千里住宅展示場」の正しい回り方についてプロの目線で徹底解説しました。住宅展示場に足を運ぶ前に少しだけ準備をしておくことで効率的に情報収集ができるということがお分かりいただけたと思います。
本記事で紹介した内容が皆さんのマイホーム建設への素敵な第一歩になれば幸いです。
そして有名ハウスメーカーだけでなく、地元で広告宣伝費を押さえて、まじめに家づくりをおこなっている、素敵な地元ハウスメーカーや、設計事務所、工務店などもたくさんあります。
ぜひ、住宅のデザイン性や、家の性能が気になるなど、各地元メーカーも強みもって存在感があるところも。地元住宅会社も、ぜひ、1社加えて、見て比べてください。
ー著者ー
c-cube 代表取締役
住宅アドバイザー
安本 昌巨
八尾市出身。地元信用金庫 職員、ハウスメーカー下請け工務店を経て。元受け会社として独立。現在は設計事務所・株式会社シーキューブとして、今年で創業49周年目となる。家づくりを通して、年間630組以上ものご家族様の笑顔づくりをしています。
著書「家づくり、幸せづくり、絆づくり」(エル書房)